57回 ジュリアン的「負け犬 or 勝ち犬」論

2005年1月9日

 

昨日放送の「負け犬の遠吠え」。皆さんはご覧になられましたか?

内容がおもしろかったか否かは別として、最後に竹中直人が久本雅美に「10年経ってまだお互いに独身だったら結婚しようか」というシーンがありましたね。

「よかったじゃないか、これで久本演じる藤原も救われるな〜」と思われた女性の方も多いのではないでしょうか?まるで10年後、この二人の結婚が確実であるかのように。。。(そんな10年後の事、ドラマでは描かれてなかったのに。。。)

そんなあなたは、大変危険です!!負け犬か負け犬予備軍に間違いありません。

 

ゥオッホン!!一応結婚だけはしているジュリアンは、違います!そう思っては観ませんでした。

あれは、負け犬には絶対に言ってはならないひと言なのです。

負け犬は「可能性」を信じる生き物です。反対に「勝ち犬」は、確かな未来しか信じません。

例えば、負け犬は「来年の今頃、仕事が波に乗っていたら結婚しようか」と男性に言われると、もう結婚したも同然の感覚になってしまうのです。そして負け犬気質の女性のその後の行動は、必ず友人にその事を報告します。しかも、できるだけ沢山の友人に。心の中で「これで私も勝ち犬!!」。そういった確かな(?)勝利を感じながら。。。その後、本屋に行って「ウエディングドレス集」や「花嫁のヘアスタイル」といった本を買いまくって夢を広げてゆくのです。そして「来年の今頃」が来るまでその行動は続きます。そしてそして、大抵の負け犬は「来年の今頃」が近づいても男性本人にダイレクトにその件について聞く事を恐がります。なのに&そして、「来年の今頃」が過ぎても、その言葉が実現する事を信じ、いつしかそれは占いサイトの「おまじない」や「お守り待ち受け画像」の常連客となって行き、最後は本物の占い師さんや霊能師さんに数万円も払って「祈祷」をして頂くのです。「来年の今頃」の約束が早く叶いますように。。。と。(もう過ぎているのに。。。)

ところが、勝ち犬は違います。「来年の今頃、仕事が波に乗っていたら結婚しようか」という男性の言葉に、些かの嬉しさも感じながらも、同時にその男に警戒心を抱きます。『来年の今頃の事なんて、わからないわ。それなのに今からこんな風にプロポーズめいた事を言う男性なんだわ、この人って。万が一来年の今頃になって私と結婚する気がなくなっていたら、仕事が波に乗っていても、乗っていないと言って結婚しなくても済む言い方だわ。気を付けなくちゃ。この男のこの言葉を信用しちゃ危ないわ』と、嬉しそうな表情の裏で、勝ち犬の潜在意識は騒ぐのです。だから、間違っても友人に言いふらしたりはしません。後で恥をかく可能性の高さを知っているからです。

ジュリアン的には、流行のファッションを身に着けているかどうかとか、素直になれるかどうかとか、そういった事よりも、もっとも負け犬がそこから脱出できない原因として、<思い込みの激しさ>が原因ではないかと観ています。←あえて、観察の観を使います。

「あの人はきっと私の事、好きなハズ」

「あの人はきっと彼女はいないハズ」

「あの人は私でなければダメなハズ」

「あの人はきっと戻ってきてくれるハズ」

「食事に誘ってくれたのだから、これでもうきっと私はあの人の彼女のハズ」

「エッチしたのだから、私が1番の彼女のハズ」

30歳を過ぎたのだから、もしくはもう○年付き合っているのだから、きっと結婚してくれるハズ」

 

恋愛と結婚の最たる違いは、結婚は「生活」であり、「生活」とは「現実」である、という事なのだと思うのですね。

ご縁の神様は「現実」を直視できる人を、または、できるようになった人を、結婚生活の中に順番に放り込んでいってくれると思うのです。だから、結婚したい人は少なくとも「来年の今頃」が近づいてきた頃に、「あの時のあの言葉は現実化するのか否か」を男性にダイレクトに問いただす事ができる勇気ある女性にならなければなりません。現実を直視できる強さを持った時、神様はきっと、結婚のご縁をその女性に運んできてくれると思うのです。例え、お相手がその時のその男性ではなかったとしても。

 

 

全国の負け犬、及び負け犬予備軍の方々、今年は頑張って下さいね〜

ジュリアンの「結婚赤い糸占い」も、ますますパワーアップして皆さんを応援します!

↑うっ、我乍ら、上手い事宣伝するな〜(^^;

 

 

ところで、結婚はしているものの、子供がいないジュリアンの存在って、「勝ち犬」なの?「負け犬」なの?

酒井順子先生、教えて下され〜

 

 

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