ジュリアン有生の「徒然なるページ」

5月18日

 

第31回 節約失敗体験記

 

ジュリアンは、安売りと節約が大好きな「ナニワの主婦」である。卵や玉葱・ジャガイモ等常駐食材は、当然定価では絶対買わない。化粧品も服も定価で買うなんて事はまずない。家の中も電気代等の節約が大好きで、毎月水道・ガス・電気等のメーターが減っているとその日は1日中何だか嬉しい気分になってしまう。

少し前にテレビで「平成夫婦茶碗」というドラマがあった。パート1の方で浅野温子演ずる節約ママさんがいて、その節約方法が徹底していた。いくら安売りと節約が大好きなジュリアンと言えどそこまでは・・・という感じがする徹底ぶりだったのであるが、その中で行っていた節約方法の一つ、お風呂の湯船にペットボトルを何本か入れ、容積をアップした上で入浴し、水道代を節約するという方法があった。これはいいかも知れないと、ペットボトルを実家から何本か貰ってきて、水をいっぱい入れ入浴してみた。

結果、風邪を引いてしまった。

寒い時期、冷たいペットボトルの水は、熱めに入れたお湯をも水のように冷やしてしまうのだった。ジュリアン家のお風呂は追い炊き機能が付いていないので、冷えたらそれまで、なのである。では、この方法、追い炊き機能が付いているお風呂だと大丈夫かと言うと、結局追い炊きの燃料代(電気代かガス代)が、普通に入るよりかかってしまうだろうし、お風呂のカマの前は追い炊き中は結構熱い。その前にペットボトルがユラユラ行ってしまうと大変危険である。この方法は、ぬるめのお湯でも風邪を引かない春から夏にかけては有効なのかもしれない。だが、その時期はお風呂は立てず、シャワーで済ませる方も多いはず。この方法は、ジュリアンとしては、「×」という結論にしておこう。

懲りないジュリアンは、何か「これは」という画期的な、ジュリアンの節約心を満たしてくれるような、素晴らしい節約方法はないものかと思っていたら、ドケチで有名な吉本興業の社長さん宅では、トイレのタンクの中にレンガが入れてあるという。お風呂のペットボトルと同じ発想で、レンガで容積をアップさせて水道代を節約するというものだ。これなら、冷たかろうが、熱かろうが関係なく実践できると思ったジュリアンは、早速またまた実家に行ってレンガを貰って来てトイレのタンクの底へそっと置いた。

結果、ジュリアンが使った後、トイレの水は何時間も出っ放し状態となり、とんだ散財となってしまった。

タンクの中の、ここで水はいっぱいです、という事を合図する鎖がレンガに引っ掛かり浮いてこなかったので、出っ放し状態になってしまったのだ。

引っかからない様工夫をしても、底が少し狭くなっているジュリアン家のトイレのタンクではまたいつ何時引っかかるやらわからない。この方法も「×」となってしまった。

ダーリンは言う。「もう止めとき!!そんなん見て真似したって上手くいかへんって。」

そうね。何事も“自分なり”、という事よね。

いろんな事を自分なりにしてきたジュリアンにとって、節約も自分なりでないと上手くいかないのだという事がしっかりと認識された。

いつか、誰が実践しても「あ、これはいい」と思われるような節約方法を発見すべく、日頃の普通の節約に精進する決意を固めたジュリアンなのでした。

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